5年くらい前に作ったメガネのお話ですが、『最近、遠くも近くも見えにくくなってきた!!』とのことで、H様(50代)がご来店されました。
さっそく現在のH様の見え方を確認させていただき、旧度数と新度数のズレをご説明いたしました。
旧度数(5年前):遠近両用レンズ
- 右眼 (R): S-8.00 C-1.00 AX30 ADD1.25 視力0.5
- 左眼 (L): S-5.50 C-0.75 AX160 ADD1.25 視力0.6
- 近方視力: 0.6
新度数
- 右眼 (R): S-7.75 C-0.25 AX10 ADD2.25 視力0.9 PD33.5
- 左眼 (L): S-5.25 C-0.50 AX130 ADD2.25 視力0.9 PD36.0
- 近方視力: 1.0
- 改善点
- 近視度数を若干弱め(R: -8.00→-7.75 L: -5.50→-5.25)、過矯正を是正。
- 乱視度数(C)と軸(AX)を調整し、より自然な視界に。
- 加入度数をADD1.25から2.25にし、近方視力が0.6→1.0に向上。
- PD(瞳孔間距離)を左右それぞれ測定(R: 33.5mm L: 36.0mm)し、正確なレンズ配置で快適性を向上。
効果
- 過矯正の影響: 旧度数の強すぎる近視矯正は、眼精疲労や遠方視のぼやけを引き起こしていた可能性があります。新しい度数で適切な矯正に調整し、遠方視力が0.5/0.6から0.9に向上。
- 加入度数の変化: 50代では老視が進むため、ADD1.25では近方視力が不足。ADD2.25にしたことで、近方視力が1.0に改善し、読書やスマホ操作が快適に。
- 乱視矯正: 乱視度数と軸の変化(特に右眼のAX30→10、左眼のAX160→130)は、視界の歪みを軽減し、クリアな視野を確保。
- PDの調整: 左右別々のPD測定により、レンズの光学中心が瞳孔に正確に合い、視線のズレや疲れを軽減。
フレームとレンズの選択
- フレーム: MASTER PIECE3205-55-C10(Made in Japan)は、ベーシックなデザインで高品質。耐久性と快適な装着感が期待でき、H様の日常使いに最適。
- レンズ: ルティーナ1.67両面累進遠近両用レンズSPS-PUV
- ルティーナ: HEVや紫外線をカットし、眼の健康をサポート。特に50代以降は黄斑変性予防にも寄与。
- 両面累進: 視野が広く、歪みが少ない設計。遠近の切り替えがスムーズで、初めての遠近両用レンズユーザーにも適応しやすい。
- 視力検査の頻度: 2~3年ごとの視力検査は必須と思います。50代は老視の進行や眼の健康変化(白内障や緑内障リスクなど)が顕著な時期でもあります。定期検査で(眼科受診含み)度数変化や眼病の早期発見を心がけたいですね。
H様、この度はグラスメイトをご利用いただき、誠にありがとうございます。「楽に良く見える」ように丁寧に視力測定とメガネの加工調整をさせていただきました。次回の点検時には今回のメガネの感想などお聞かせ頂けましたら幸いです。
掛け具合の調整やクリーニング、定期的な視力の確認も大切ですので、これからも時々お店にお立ち寄りくださいませ(^_^)
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GlassMateでは、眼鏡作りに想いのある日本製のメーカーを中心にお取扱いさせていただいております
当店で、「素敵で楽しくなる」メガネをじっくりとお選びください。^^
GlassMate
〒182-0006東京都調布市西つつじケ丘3-37-2横田ファイブ1F
ご来店時に他のお客様と重なりますと、長時間お待たせしてしまうことがございますので、よろしければご来店の前にご予約頂けたら幸いです。
ご予約はHP又はお電話でどうぞ。
TEL:042-487-7333
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